消費税増税のニュースを聞いて、早めに「マイホーム購入」と考えた方もいる事でしょう。
経済情勢が大幅に悪化しない限り、消費税率は平成26年4月に8%、平成27年10月に10%に引き上げられる見込です。
住宅金融支援機構の民間住宅ローン利用予定者へのアンケート調査によると、 「今後1年程度が住宅取得のチャンス」と考える人が増加傾向にある。と答えた方が、
平成24年10月時点では53%に上った。という結果も出ています。
まず、住宅購入にかかわる消費税について整理しましょう。 あまり知られてはいませんが、消費税は建物には掛かりますが、原則として土地には掛かりません。
例えば、購入価格が3,000万円の戸建て住宅で、建物代2,000万円、土地代1,000万円の場合。 消費税は建物代のみにかかるので、税率5%の100万円。
それが増税で160万円(税率8%)、200万円(同10%)に増えることになります。 ここで、注意したいのは、適用される税率は原則、住宅の「引渡し日」で決まる点です。
増税前に売買契約を結んでも、平成26年4月以降に引渡しなら、適用される税率は8%となります。
ただし、注文住宅を新築する場合、増税半年前の平成25年9月末までに契約すれば、 引渡しが平成26年4月1日以降になっても5%の税率で済みます。
これは、工期が遅れて、引き渡し日が延びることもあるための措置です。 増税間際になると、工事が集中する事が予想されます。
新築住宅や増改築等ののリフォームをお考えの方はお早めにご相談ください。